敬老の日、みなさんは、どなたかに贈り物をしますか。


敬老の日は、1947年に兵庫県の村で

「老人を大切にし、年寄の知恵を借りて村づくりをしよう」

という趣旨から

農閑期に開催した

敬老会が始まりとされるそうです。

1947年と言えば、

日本は戦争で男の人たちを多く失い、

貧しさと混乱が残る頃。

お年寄りの知恵を力にしようとしてきました。

9月9日の重陽の節句に

長寿を願って

菊の花を浮かべたお酒を飲むなどの慣習

となってきたこともあるようです。

こうした老人に敬意を表す記念日は、

アメリカ、カナダ、韓国、中国など他国にもあります。

この季節、デパートには

「おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう。」というメッセージとともに

プレゼントの提案が並びます。

お孫さんたちが

おじいちゃん、おばあちゃんに贈るようなイメージでしょうか。

身体の不具合も多くなってくるお年寄りを

いたわる気持ちも大切ですが、

敬老の日には、

長く生きてきた人のその時間と、

私たちがまだ経験しない「老い」までも経験してくれることへの

敬意をより大切にしたいと思います。

プレゼントを贈るなら健康グッズなどの実用品だけでなく、

化粧品やスカーフ、ネクタイ、セーターなど、

暮らしの彩りやおしゃれの楽しさを感じてもらえるようなものもよいです。

鞄や傘など手に持つものは軽さが重要です。

軽くて若々しさを失わないものを選びましょう。

またプレゼントを贈るだけでなく、

一緒に時間を過ごしたり、

苦労した時の話や嬉しかった出来事の話、

初恋の話や好きな映画や本の話などを

ゆっくり聞く日にするのもよいのではないでしょうか。

思いがけない一面を知ることができたり、

聞く機会のなかった大切な伝言があったりします。

高齢の方へは、身体の不調の話をきくのもよいかもしれません。



私たちはみな、いずれ衰えた肉体を抱えていくことになります。

どのようにそのことと向き合うか、その心持ちを共有するのです。

今は、愚痴に聞こえるかもしれませんが、

いつか自分自身が老いてその立場になった時に、

その時間が蘇ってきます。

きいてあげていたつもりだったその話は、

未来の自分を励ましてくれるものだったと気づきます。  



写真館で一緒に普段着の自然な表情を残すのもおすすめです。

違う時代に生まれて育ちながら、

重なった時を生きてる、と実感できます。  

そして、この日は、

日頃、お年寄りの介護をしてくれている方への敬意と感謝を忘れずに、

福祉の課題にも心を留めておきたいものです。  

訪問の手土産には、

ミレイネのお菓子のような

≪本物の食材で≫

≪丁寧に作られた≫

≪とびきり美味しいもの≫



≪ほんの少し≫

がよいですね。


 
2017 夜長月
水上繭子
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